バージョン : DraftSight2017
今回はDraftSightを使って、平面図の柱記号をブロックとして登録してみます。
よく使う記号や部品はブロックとして登録しておくことで簡単に再利用できるようになります。
四角形を描く
コマンドウィンドウでオレンジ色の箇所の通りに入力します。コマンドウィンドウにコマンドやオプションなどを指定するたびにSpaceキーを押します。
>>: rect
RECTANGLE
オプション: 面取り(C), 高度(E), フィレット(F), 厚さ(T), 線幅(W) または
始点コーナーを指定» 0,0
オプション: 領域(A), 寸法(D), 回転(R) または
反対側のコーナーを指定» @120,120
rect : 四角形を描くRECTANGLEコマンドを開始します。
0,0 : 四角形の一方の角を指定します。ここでは絶対座標値(0,0)を指定しました。
@120,120 : 四角形のもう一方の角を指定します。ここでは@[X座標],[Y座標]として最初に指定した(0,0)からの相対座標値を指定しました。これは幅120高さ120を指定しているのと同じことです。
四角形に対角線を描く
ジオメトリEスナップの[終点]が有効になっていない場合は、オプション-ユーザープリファレンス-作図オプション-ポインタ制御-エンティティスナップにある[終点]にチェックを入れます。ついでに[中点]にもチェックを入れておきます。
ステータスバー中央のEスナップが青色(有効)になっているか確認します。
コマンドウィンドウにlineと入力したら点を指定するように言われるので、四角形の右上、左下を順にクリックします。そしてSpaceを押してコマンドを終了します。同様に反対側の対角線も描きます。
ブロックの定義
作成した柱を範囲選択で選択します(柱の左上側で左クリック+柱の右下側までドラッグ⇒左クリック)
挿入タブにあるブロック定義グループにあるブロック定義ボタンをクリックします。
ブロック定義ダイアログ内の一般グループにある名前の欄に”柱120□”と入力します。次に基点グループにある[グラフィックス領域内で選択]ボタンをクリックして、対角線の交点をクリックします。
ダイアログに戻ったらOKボタンをクリックして定義完了です。
ブロックの挿入
挿入タブ⇒ブロックグループ内のブロック挿入をクリックします。一般グループの[名前ドロップダウンリスト]から作成した”柱120□”を選択します。
位置は画面上で指定したいので、位置グループの[あとで指定する]にチェックを入れてOKボタンを押します。
画面上で任意の位置をクリックしてブロックを挿入できます。
懐かしいDraft Sight。
OS Xだと、JW-CAD非対応だったからインストールしたものの、結局解析ソフトしか使うことはなかったけどね。
大体のソフトェアはウェブの資料で間に合うんですけれど、DraftSightに関しては本当に意味不明でした。昨日本買ってざっと確認したら一瞬でした。
環境のせいなのか若干重いのがネックですが使い方さえ分かれば使いやすいですよ。