感情的になってしまうと、自己否定やレッテル張りをしたり、焦って意味のない行動をしたりと、悪循環から抜け出せなくなってしまうかもしれません。
ちょうど今、そんな状況に陥りかけたのでそんなときに使える方法を紹介、です。
一人になれて紙とペンさえあれば誰にでも出来る方法です。
慣れがいりますが、モノにしてしまうと強力な武器になります。
その前に僕が感情的になってしまった背景を
その前に今回はどんな状況に陥ってしまったのか簡単に説明をします。
さっきまでドル円でトレードしていたのですが、損失が重なってしまい、なぜか今日は焦りがすごいことになってしまいました。それで1日の最大取引数に至ったので相場から離れたところで今回紹介する方法に取り組んでみた感じです。
思考を紙に書き出そう
元々は、中学生の頃にスクールカウンセラーの方に教わった方法なのですが、それを少しいじってやってみました。手順はこんな感じです。
- 1 まず自覚している自分の感情的な気持ちや行動を言葉で表現します。
(実例)
「もう少し取引したい。何とかして損失を取り戻したい。根拠はないけどなんとかなるはず。なんとかしたい。」
- 2 1で表したことをもっと掘り下げて、書き出してみます。具体的にどんな行動をしているのかとか、変だと思うこととか。
(実例)
「かなり焦っている」「エントリーポイントを必死に探している」「勝率が普段に比べて異常に低い」「トレードしているときに自信がない」
- 3 合理的だと考えられる行動を支持するような事実や言葉を書き出します
人によりますが、2と3の手順をやっているときに少しづつ冷静になってくるかもしれません。
(実例)
「感情的になっているのは明らか」「少なくとも今やるべきではない」「エントリーは明日でも出来る。今日じゃなきゃダメなわけじゃない」
- 4 どうして1のような状態になってしまったのか、原因と考えられることを挙げてみます
(実例)
「取引数量をあげた」「やってみたいことがあって口座に入金した。結果、資金に対するプレッシャーがかかった」
- 5 4で並べた原因から、どうしたら1のような状況に陥らずにすむか対策を挙げてみます
(実例)
「取引数量を落とす」「入金した分をトレード用口座からおろす」
- 6 3で挙げた点をもとに、これからどう行動するべきかを考えます。
(実例)
「一眠りしてから再開する」「明日以降出直す」
- 7 おまけですが、感情的になってしまっていた一連の行動、あるいはその前後で「良かったこと」はないか考えてみるのがおすすめです。
(実例)
「損切は守れていた」「リスクリワード比は意識できていた(すぐに利確しなかった)」「ブログのネタになってる!(゚∀゚ )」「取引回数制限を守れていた」「そしてその後画面を閉じて相場から離れられていた」「思考の整理に取り組めた」「そのおかげでこれ以上損失が増えることを防げた」
思考の整理をするメリット
こんな感じで思考を整理する一番のメリットは
気持ちを落ち着けることができる。そしてより適切な行動へつなぐことができる。
です。個人的にはこれが一番の目的だと思っています。
その上で他にはこんなメリットがあります。
- 行動の選択肢が増える。
- 「悪いことだけじゃなくて良いこともあった」ということに気づくことが出来る。
- 次回似たような状況に陥ったときには、この整理した情報が再利用できる(行動の指針として使うことができる。思考の整理をした結果導いた行動が良い結果を残した場合、この情報はさらに強い根拠を持つはずです)
まとめ
今日紹介した方法をまとめると
- 感情(的思考)を認める
- 感情(的思考)を挙げる
- 感情的思考を否定する材料を挙げる
- 原因を見つけ出す
- 対策を考える
- 適切な行動を考える
- 肯定的事実がなかったか探す
そんなわけで損失もこれ以上増えること無く、ブログの記事が1つ増えて今日を終えることができたのでした。