被災時の食事を考えてみる

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防災と聞いてパッと思いつきそうなものに備蓄、特に水や食料品があります。ここでは特に復旧活動に伴う食事について少し考えてみました。 被災時にどれくらいの量の食事が必要になるのかは、備蓄量という観点から重要です。一日中安静にしていれば必要なカロリーも少なくなります。僕の今までの考え方ではとりあえず1日の基礎代謝をカバーできるような食事を考えて備蓄をしていましたが、実際には被災時の活動量は多くなると考えられるため必要なカロリーも増えます。そこで厚生労働省が公開している日本人の食事摂取基準(2020年版)を参照して1日当たり3000kcalとして食事を考えてみました。この3000kcalという数値は推定エネルギー必要量の表から18~29歳の男性で身体活動レベルⅢのときの推定エネルギー必要量3,050kcalから取りました。

メニュー

  • レトルト粥
    常温でも温めても食べられる。口を小さく切ればそのまま飲める。水分補給も兼ねることができる。
  • ゼリー飲料
    水分補給を兼ねることができる。
  • チョコレート
    真夏は注意が必要だが、携帯性も良く一口で食べられるため便利。
  • 豆乳とオートミール
    豆乳にオートミールを混ぜて食べる。
  • 羊羹
    チョコレートと同じく携帯性が良く、加えて暑さにも強くクッキーなどのようにバラバラに砕ける心配もない。
  • 魚肉ソーセージとマヨネーズ
    上記の食品に比べて食べている感がある。またマヨネーズは油のかたまりのためカロリーも高い。
以上で1000kcalが確保できます。これで一食分になるので、1日3回で3000kcalになります。 それぞれが包装で別れているので、一回で全て食べずに分けて食べることができるのが便利です。また、全体的に水分を含んでいるため水分補給を兼ねることもできると思います。 上記のメニューでは全てが手で食べられるため食べる場所を選ばず、汚れを気にする必要もありません。また、マヨネーズを除けば匂いの強いものはないため、廃棄後の臭い問題も割と回避できると思います。

被災時の食事を考えるときのポイント

防災用の食事を考えるときに重要な点は次のようになりそうです。
  • 食べ慣れている。
  • 常温で保存ができる。
  • 食事と水分補給を兼ねることができる。
  • 匂いが少なく、廃棄時に汚れが出にくい。
    →この点において、僕はド定番そうな鯖缶などは避けています。
  • 何回かに分けて食べることもできる。
  • できるだけコンパクト。
    →缶よりかはパウチなど袋もの。
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