*本記事の情報は、2019年5月25日現在のものです。
今年からはじめた建物散歩、5月の最後は国立新美術館へ行ってきました。もともとの目的はここで展示されているガラスの茶室「光庵」でしたが、国立新美術館へは行ったことがなかったので丁度良いタイミングでした。
ルートは、新宿駅を出発点にJR山手線内回りで原宿駅へ、そこから表参道を歩いて向かいました。この通りは特徴的な建物がたくさんあって歩いているだけで結構楽しいです。表参道の賑やかな通りから根津美術館を境に静かな通りが始まって青山霊園へと続きます。
途中、根津美術館を超えたあたりに、無造作に組まれた網代のような外壁を持ったお店がありました。今回は立ち寄りませんでしたが、こちらは「ほぼ日刊イトイ新聞さん」が運営されているスペースで、色んなイベントを催しているみたいです。
ガラスの茶室 光庵について
ガラスと金属製材料(かな?)で作られた茶室でした。金属フレーム+畳的部分(ガラス)+ガラス屋根で構成されています。中には入ることができなかったのですが、中から見てみたいですね。どういう意図で作られた作品なのか分かりませんが、使う茶室としての役割ではなく、見る対象としての作品なのでしょうか。僕は茶道にはほぼ明るくないのですが、お点前をしたときにどんな印象を受けるのか体験してみたいなと感じます。
訪れたときは快晴でしたが、雨の日や雪の日、色んな天気のときに見に行きたくなる作品でした。
作品のおかれる場所でも全然雰囲気が変わりそうです。ガラスは背景をよく映す素材だから、置かれる場所の影響を強く”受ける”材料のようです。その面積が大きくなるほど。
タイミングがあれば、雨の日も雪の日も行ってみたいと思います。
こちらの茶室の公開期間は、2019年4月17日(水)~2021年5月10日(月)だそうです。
この作品の作家である吉岡 徳仁 氏の作品にガラスの日本民家というものもありました。同氏のWebサイトでは他にも透明感のある色々な作品が見られます。